だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

焼き鳥の丸かじり/東海林さだお エッセイの感想

◆読んだ本◆
・書名:焼き鳥の丸かじり
・著者:東海林さだお
・定価:1,296円
・出版社:朝日新聞出版
・発行日:2017/11/20

◆おすすめ度◆
・食に関する思い入れ度:★★★
・食の関する薀蓄度:★★★
・第6の味覚!度:★★★

◆感想◆
丸かじりシリーズも40巻目。索引をつけて食に関する辞典にしてもいいんじゃないかと。

それはそうと、味覚には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味以外に、第6の味覚として「脂味」があるとのこと。
冗談かと思ったら本当だった。
そういえば牛の脂身大好きなアイドルが、医者から警告をうけたというニュースが。
脂を食べるとβエンドルフィン分泌されるというから、これはもう中毒ですね。
気をつけなきゃ。

◆関連記事◆
第6の味覚「脂味」の存在が確認される/ASCII.jp
“牛の脂身”大好きな永尾まりやに医師警告/エキサイトニュース

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アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神-/川原礫 ライトノベルの感想

◆読んだ本◆
・書名:アクセル・ワールド22 -絶焔の太陽神-
・著者:川原礫
・定価:659円
・出版社:電撃文庫
・発行日:2017/11/10

◆おすすめ度◆
・面白ライトノベル度:★★★
・どっちが勝つかは著者のさじ加減ひとつのバトル度:★★★
・完結まで近いようで遠いような度:★★★

◆感想◆
第四回「七王会議」で、白のレギオンと「加速研究会」の関係を決定づける証拠を出そうと計画するが…
忘れた頃に出版される川原礫の小説。1/3くらい読み進めてようやく前巻までのあらすじを朧に思い出す。

なんだかラストが近いような遠いような。
いったい白の王の真意は?
帝城の攻略は?
黒雪姫とハルユキの関係は?
いったいどうなる?な問題が山積みなまま、次巻に続く。

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ロスジェネの逆襲/池井戸潤 経済小説の感想

◆読んだ本◆
・書名:ロスジェネの逆襲
・著者:池井戸潤
・定価:756円
・出版社:文春文庫
・発行日:2015/9/2

◆おすすめ度◆
・エンタメ経済小説度:★★★
・勧善懲悪、一発逆転度:★★★
・なんだか皆んな怒ってる度:★★★

◆感想◆
銀行系の証券会社に出向させられた半沢。そこでさらに親会社から嫌がらせとも思える業務妨害を受けるが…
半沢直樹シリーズの第3作。IT企業と証券会社,銀行を舞台にした、絡みの食うか食われるかのM&A小説。

のっけからなんだか怒ってる人がいっぱいだ。どいつもこいつも皆んなカンカン。
逆に半沢はクール。人生訓なんかたれたりしてオトナ。
物語は二転三転するも予定調和の大団円に向けて舞台がととのい、待ってましたとなかりに半沢直樹が登場。
まるで水戸黄門みたいだ。
こうなるとわかっていてもスカッと爽快。

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オレたち花のバブル組/池井戸潤 経済小説の感想

◆読んだ本◆
・書名:オレたち花のバブル組
・著者:池井戸潤
・定価:713円
・出版社:文春文庫
・発行日:2010/12/3

◆おすすめ度◆
・エンタメ経済小説度:★★★
・勧善懲悪、一発逆転度:★★★
・半沢直樹の正義の鉄槌!度:★★

◆感想◆
巨額の損出を出した老舗ホテルの再建を押し付けられる半沢だが…
「基本は性善説。やられたらやり返す、倍返しだ」の半沢直樹シリーズの第2作。

老舗ホテルの再建と、金融庁の検査にてんてこ舞いな半沢直樹のパートと、「タミヤ電機」に出向した半沢直樹の同期・近藤のパートが並行して展開。
一見関係ない二つのパートがどうつながるのかが読みどころ。

シリーズの第1作に比べると、スカッと爽快な半沢直樹の勧善懲悪キャラが薄め。
逆に半沢直樹に対する金融庁・黒崎のオネエキャラがインパクトあり。
なんだかアニメみたいな分かりやすく強烈なキャラがいっぱい登場するようになってきた。

しみじみとさせられるのは半沢の同期・近藤。
心の病気がもとで出世レースから落ちこぼれ、「タミヤ電機」に出向。
社長に嫌味を言われながら鬱々とした日々を過ごしていたが、「タミヤ電機」の不自然な経理を見つけてから、今までと一転し正義の鉄槌を振り上げる。

予想に違わず、半沢は起死回生一発逆転勝ち、近藤はV字回復の予定調和な結末。
しかし半沢に予想外な処分が…。
次巻に続く…。

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オレたちバブル入行組/池井戸潤 経済小説の感想

◆読んだ本◆
・書名:オレたちバブル入行組
・著者:池井戸潤
・定価:713円
・出版社:文春文庫
・発行日:2007/12/6

◆おすすめ度◆
・エンタメ経済小説度:★★★
・勧善懲悪、信賞必罰度:★★★
・半沢直樹の正義の鉄槌!度:★★★★

◆感想◆
バブル期に大手銀行に入社したものの、現在はしがない中間管理職の半沢。
支店長命令で融資した資金が焦げ付き、責任を押し付けられるが…

悪い奴はとことんとっちめる!半沢直樹の正義の鉄槌がっ!なエンタメ経済小説。半沢直樹シリーズの第1作。
出だしがもたついている感じだったが、勧善懲悪の構図がはっきりしてからは一気に読ませる展開。
「借りた金は返さない」融資先に対する「晴天に傘を差しだし、雨天にとりあげる」銀行の対決。
勧善懲悪というよりどっちもどっち、みたいな。

半沢直樹のキャラも魅力的。
「やられたらやり返す。泣き寝入りはしない。十倍返しだ」とうそぶく半沢直樹。
こんなに言いたい放題、やりたい放題の銀行員はいないだろうけど、思ったことをズバズバ言って、悪に屈しない姿が爽快。
著者は銀行員時代の鬱憤を主人公に載せてはらしてるのか!?

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ミステリークロック/貴志祐介 ミステリー小説の感想

◆読んだ本◆
・書名:ミステリークロック
・著者:貴志祐介
・定価:1,836円
・出版社:KADOKAWA
・発行日:2017/10/20

◆おすすめ度◆
・密室ミステリー中編集度:★★★
・著者の迷いやこだわり度:★★★
・流し読みは失礼かも度:★★★★

◆感想◆
「ゆるやかな自殺」「鏡の国の殺人」「ミステリークロック」「コロッサスの鉤爪」の4編からなる、防犯探偵・榎本シリーズの最新作。
どれも本格密室ミステリーの力作です。 密室モノにこだわってシリーズを書き続ける著者に敬服。
小説を書くだけでも大変そうなのに、トリックを考え検証し読者を煙に巻きながらも最後は納得させるという神業に近い本格ミステリーを書くというのは大変な労力が必要と思う。
また、いろんな新しい技術も小説に盛り込んだりして、もう大変! 作中、「トリック偏重が時代遅れ/トリックより人間が描けていることを求める/トリックが廃れて寂しい」なんていう台詞があったりして、著者の迷いやこだわりも伺えるし。
そのわりに読者(自分だ)は無頓着に流し読みしちゃうから、なんか申し訳なくなる。

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満願/米澤穂信 ミステリー小説の感想

◆読んだ本◆
・書名:満願
・著者:米澤穂信
・定価:724円
・出版社:新潮文庫
・発行日:2017/7/28

◆おすすめ度◆
・ミステリー短編小説集度:★★★
・バラエティに富んだ展開度:★★★
・精巧なつくり度:★★★★

◆感想◆
バラエティに富んだミステリー短編集。
「ミステリが読みたい! 」1位、「週刊文春ミステリーベスト10」1位、「このミステリーがすごい! 」1位の三冠に輝いたミステリー小説。

トリックありきのミステリーではなく、物語があるのがいい。
「夜警」がびっくりするような展開ではないものの、人物描写や性格描写が見事。

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