だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

三億を護れ!/新堂冬樹

◆読んだ本◆
・書名:三億を護れ!
・著者:新堂冬樹
・出版社:徳間書店
・定価:1,800円
・発行日:2004/4/30

◆評価◆
・B級お笑い詐欺小説度:★★
・B級ど阿呆男度:★★
・二転三転する展開度:

◆ひとこと◆
同僚からだまし取るタバコ。デパ地下の試食品を昼飯代わりにし、飯代をうかす。そんなうだつのあがらない弱気のセールスマン河内は、三億円のジャンボ宝くじに、夢と希望とその他全部を賭けていた…

見栄っ張りなくせに弱気な河内。おまけにどう考えてもど阿呆な河内。そんな彼に三億円が当ったから、さあ大変! 妻や親戚から娘の彼氏までが三億円にむらがってくる。ついには腕っこきの詐欺師雨宮が、彼をターゲットに。
まあ、その先は推して知るべし。
緻密な計算や複雑な展開やあっと驚く落ちがない代わりに、これでもかというほどの河内の阿呆さと、妙ちきりんな登場人物に驚かされる。

著者は河内の間抜けざまを見せて、読者を笑わせようとしているのだろうか?
なんだか作者の自己中な物語の展開を助けるために間抜けでいるようで、また、間抜けざまも笑えないし呆れもしない。ただうんざりしてくるだけ。
たとえB級とはいえ、もうちょっとなんとかして欲しいよね。

ただ勢いはある。
これが小説の持つものなのか、著者の持つものなのか分からないけど、この勢いが無くなったら、もう読めません。


三億を護れ!
三億を護れ!新堂 冬樹

おすすめ平均
stars新堂本としては駄作
starsここまで笑わせてくれるとは!
stars笑った笑った
starsバカ面が見たい!
stars笑い終えると、わが身が・・・

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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