だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ママの狙撃銃/荻原浩

◆読んだ本◆
・書 名:ママの狙撃銃
・著 者:荻原浩
・出版社:双葉社
・定 価:1,600円
・発行日:2006/3/25

◆評価◆
・主婦版ジャッカルの日度:★★★★
・ミスマッチの生むユニークさ度:★★★★★
・シリアス?/コメディ?度:★★★

◆感想◆
お気楽な旦那と年頃の子供達とともに、それなりに幸せな家庭を築いている主婦の曜子。そんな曜子のもとに一本の電話が。それは25年ぶりに聴くエージェントからのものだった…

主婦であり女性スナイパーでもある主人公が、とてもユニーク。
脳漿が飛び散るようなシリアスな殺人シーンがあるかと思えば、子供の好きなウインナーを安売りしている店を探す曜子の姿が描写されたり。
極め付けは、ダイコンとネギに狙撃銃を仕込むシーンか。
なんたってダイコンだからね!

本格的な暗殺もの小説の体裁ながら、コミカルな描写(主婦がスナイパーなんだからそうなっちゃう)がめちゃくちゃユニーク。

人を殺すという反道徳的行為に悩みながらも、自分の子供と旦那を気づかい家庭を守ろうとする曜子。
普通の主婦が本書を読んだら、曜子の主婦としてのいろんな悩みに共感しながら、スナイパーとしての彼女にカタルシスを覚えるかも知れない。

こうゆう芯の強い女性って、好きだなぁ。
でも主人公が男性で同じような設定だったら、へなちょこスナイパーになっちゃうんだけどね。

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
https://danatuusinmystery.blog.fc2.com/tb.php/108-5d689d47
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad