だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

まだ見ぬ冬の悲しみも/山本弘

◆読んだ本◆
・書 名:まだ見ぬ冬の悲しみも
・著 者:山本弘
・出版社:早川書房
・定 価:1,700円
・発行日:2006/1/31

◆評価◆
・ハードSF度:★★★
・現実と虚構の間度:★★★★
・マニアックなSF度:★★★★

◆感想◆
時間、宇宙、言語などをテーマにした、マニアックなSF短編集。

全体を通して感じられるテーマは、虚構でもなければ現実でもない世界。
科学的根拠により虚構の空間を構築するというSF的手法もあるが、ただ思念する/妄想することでも仮想空間を構築できるという。
自分で書いときながら、何を言いたいのか良く分からないが、要は「想像力だけでもSFは書ける ロジックはいらない!」って感じか。
(それってファンタジー?)

「メデューサの呪文」は、言葉が持つ力をウルトラスーパー倍させる詩的文章力をもつ異星人と、人間との遭遇を描写した佳作。
詩を読んだだけで発狂するという、まさに呪文のような詩を紡ぐ異星人。
それだけものすごい詩をつくれるんなら、自分がモテモテになる詩というのも作ってもらいたいと、どこかのオヤジみたいな妄想も。

そんな感想を書きながらも、とてもハードにSFしているところは、著者らしい、なんて反対のことを言ったりしてみる。

まだ見ぬ冬の悲しみも/山本弘の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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