だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

血液魚雷/町井登志夫

◆読んだ本◆
・書 名:血液魚雷
・著 者:町井登志夫
・出版社:早川書房
・定 価:1,500円
・発行日:2005/9/30

◆評価◆
・SF「ミクロの決死圏」インスパイアー度:★★★★
・人間の血管の中で動き回るモノの正体は?度:★★★
・先端医療技術とモノとの戦い度:★★★★

◆感想◆
県内でも大病院の部類に入る市立洞西病院。放射線科医として勤務する石原祥子は、救急車で運ばれて来た若い女性の出手術に立会うことになるが…

「ミクロの決死圏」を彷佛とさせる人間の血管内の描写。
血管の中で動き回るモノの正体は?
アシモフと名付けられた、最新式の血管撮影および治療システムの機能。

人物描写が平板だったり物語の展開に難はあるものの、エンターテイメント小説としては充分。
最新の医療技術とともに描かれる医師達と「モノ」の闘いも、スリルとサスペンスに富んでいるし、読者を飽きさせない。

モノの正体は、いささか安易というか期待外れというか。でもリアルを追求すると、こうなるのかもね。
ひょっとしたら自分の体内にもいるかもしれないと、そう思わせるところまでリアルに演出してくれたら、言うことなしだった。

小説の内容には関係ないけど、帯に「このミステリーがすごい!大賞落選作品」のコピーが。
「大賞受賞」なら当たりまえだけど、「大賞落選」というアピールのしかたもあるのかと、妙に感心。


血液魚雷/町井登志夫の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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