だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

夏の名残りの薔薇/恩田陸

◆読んだ本◆
・書 名:夏の名残りの薔薇
・著 者:恩田陸
・出版社:文芸春秋
・定 価:1,857円
・発行日:2004/9/30

◆評価◆
・幻想的ミステリー度:★★
・真実はどこに/それぞれが真実度:★★
・心理劇度:

◆感想◆
山奥の豪華なホテルで、毎年行われるパーティー。主催者は沢渡三姉妹。彼女達の栄華と権力を誇示するようなパーティーで、事件が起きる…

物語は、どこか舞台劇のようで内省的。
愛憎、恐怖、妬み、利害、そんな登場人物の感情が、透明感と寒々しさを持った文章で描かれる。
恩田陸ならではの文章。

ミステリーのような構成と展開はあるが、ミステリー小説ではないな。
ファンタジーでもないし、いってみれば妄想/幻想のようなものか。
ミステリーとしての結末はあるものの、キッチリカッチりの論理的なミステリー小説だと思って買うと、壁に投げ付けたくなるかも。
自分は恩田陸ファンなので、そこそこ面白く読めた。

それよりも、著者があとがきで触れている「去年マリエンバートで」という映画。本書と深く関わっているというが、いったいどんな映画なのか、興味を惹かれる。

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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