だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

第2の江原を探せ!/渡邉正裕 山中登志子

◆読んだ本◆
・書名:第2の江原を探せ!
・著者:渡邉正裕 山中登志子
・定価:1,000円
・出版社:扶桑社
・発行日:2008/12/10

◆おすすめ度◆
・スピリチュアルカウンセラールポ度:
・ホンモノはいるのか!?度:
・突っ込み満載度:★★★★

◆感想◆
「スピリチュアルカウンセラーにホンモノはいるのか」をテーマにしたルポ。
5人のジャーナリストがスピリチュアルカウンセラーを名乗る16人のカウンセリングを受け、ホンモノかニセモノかを実証しようとする。
実証の方法は、複数のカウンセラーに自分の守護霊や前世を尋ね、同じ答えが返ってくるか。また、個人的な事柄について、正確な指摘ができるかで、真偽を判断。
ジャーナリストたちは、コールドリーディングやストックスピールに注意しながら取材していくうち、これはホンモノといわざるを得ないカウンセラーに遭遇する。

ウーム。

ジャーナリストによる客観的な検証を標榜するわりに、読者が納得できる検証になっていないような・・・

悩みを抱えている人にしてみれば、スピリチュアルカウンセラーが指摘している内容は誰にだって大同小異当てはまることだし。
だいたい守護霊や前世がカウンセラーによって全然違うという結果が出た時点で、「スピリチュアル」は「ウソ」という結末だろう。
それを「”何かがある”と思わざるをえない」のは、個人的な出来事を言い当てたりしているから。

でもなあ。
「牛乳とトマトジュースがみえる」とスピリチュアルカウンセラーにいわれて、当日の朝トマトジュースとコーヒー牛乳を飲んできたジャーナリストは心底驚く。
けど、毎日牛乳を飲む人は39%、週に5~6日飲む人を合わせると13歳以上の人の5割近くがほぼ毎日飲んでいるという統計もあるし、自分が飲まなくても家族なんかが飲んでいれば、当ったことになっちゃうよ。
「朝、牛乳とトマトジュースを飲みましたね」と明言している訳じゃないし。
それに牛乳じゃなくてコーヒー牛乳じゃない?

また、あるジャーナリストは、好きだった人が描いた絵をみせられたことに驚くが、どうして同じと思えるのか不思議なくらい違う絵だし。



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自宅の油絵を透視! 性格分析、人の透視も恐るべしの霊感心理カウンセラー/MyNewsJapan



この本を読んで分かった事。
 ・人は誰かに自分の事を言い当ててもらいたがっている。
 ・高いカウンセリング料金を払っているんだから、当っていなければ損だと考えがち。
 ・普通のカウンセリングの技量があれば、スピリチュアルカウンセラーになれる。



第2の江原を探せ!/渡邉正裕 山中登志子の表紙とAmazonでのレビュー
第2の江原を探せ!
第2の江原を探せ!渡邉 正裕

おすすめ平均
stars自分で考え、判断したい人に買って欲しい
starsとても冷静な検証、《評価★5の能力者》に会ってみました
stars客観的評価に乏しすぎる本
starsスピリチュアルカウンセラーをうさん臭いと思っていた自分にとって
stars硬派なジャーナリストがつづるスピリチュアル検証本

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