だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ボックス!/百田尚樹

◆読んだ本◆
・書名:ボックス!
・著者:百田尚樹
・定価:1,780円
・出版社:太田出版
・発行日:2008/7/8

◆おすすめ度◆
・ボクシング青春小説度:★★★★★
・死闘と友情と恋慕度:★★★★
・思わずシャドーボクシングして肩を痛める度:★★★★★

◆感想◆
高校教師の耀子は、電車の中でタバコを吸い騒いでる少年たちを注意した。と、男の一人が「なめとんのか!」と大声で怒鳴り、耀子の胸元を掴む。悔しさと恐怖で泣きそうになったとき、一人の少年が近づき一瞬のうちに騒いでいた男たちを倒してしまう・・・

天才的なボクシングセンスを持つ高校1年生の鏑矢。おちゃらけていて、ボクシングの練習もいいかげんだが、その強さは並外れている。
鏑矢の幼い頃からの親友木樽。勉強はできるが喧嘩は弱く、いつも鏑矢に助けられていた。
そんな二人を主人公にしたスポーツ青春小説だ。

これが読みはじめると止まらない。

高校生のほろ苦く甘い恋心や、敵対心と友情。
ボクシングという過酷な格闘技に関する技術的な解説。
心も身体も成長する主人公たち。
これらを絶妙に描写しながら、インターハイ、国体、選抜といったボクシングの試合を主軸に物語は展開するが、なんといっても読みどころは格闘シーン。

鍛えられた身体から、汗が迸るのが見えるようだ。
テレビでボクシングの試合を見ている以上に興奮!
思わずシャドーボクシングをやってみたくらい興奮した。(大して動かしてないのに、翌日は肩が痛くなるという体たらく!)
物語のラストでは、宿命的な対決も用意されて、サービス満点。
帯の「優香さん大興奮」にも納得のスポーツ青春小説だ。

未読の方は、ぜひゴールデンウイークの読書計画に!



マイク・タイソン/ウィキペディア


鮮烈な印象が残っているボクサーは、マイク・タイソン。
デビュー当時の強さは桁外れ。
次第にボクシングも私生活も下降線をたどってしまうが、デビュー当時の強さと「趣味が鳩」というアンバランスさが、ものすごく印象的だったなあ。


ボックス!
ボックス!百田尚樹

おすすめ平均
starsすげえー
stars爽やかな熱さのある青春小説です。
starsかけがいのない人達との出会い
starsボクシングをやったことがない人にも読みやすい作品
stars映像化してほしい魅力的なスポーツエンタメ

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◆他サイトの感想◆
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マロンカフェ ~のんびり読書~

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