だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

アイスマン。ゆれる/梶尾真治

◆読んだ本◆
・書 名:アイスマン。ゆれる
・著 者:梶尾真治
・出版社:光文社
・定 価:1,600円
・発行日:2008/3/25

◆評価◆
・少女向け恋愛ファンタジー度:★★
・相思相愛の月下氷人(キュービッドの苦悩)度:★★★
・恋人や友達や親っていいなあ!度:★★★★

◆感想◆
祖母の形見の文箱にあったまじないの古文書。高校生だった知乃は面白半分に友人二人とまじないの儀式を行う。そのまじないは、特定の男女を相思相愛にさせるというものだった…

カジシンワールド炸裂のファンタジック恋愛小説。
主な登場人物は、まじないで恋愛を成就させることができる知乃と、彼女の親友二人。知乃の呪力は自分にはかけられない、というところがミソだ。

物語の内容は30代の独身女性となった3人の、仕事や恋愛や親のことについてのあれやこれが描写されるが、焦点は3人の恋愛模様と知乃の呪力。

別にこれっていうインパクトのある物語じゃないのに(30代の女性の割に高校生みたいな感じだし)、カジシンにかかるとこれがとっても抒情的でメランコリック少女みたいな雰囲気になってしまうから不思議だ。

展開は予想通りなのに、ほろっときたり微笑んだりと、著者のファンは見逃せない一冊。
純真な女子高生と、メランコリックなオヤジにもおすすめだ!

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

FC2Ad