だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

地球移動作戦/山本弘

◆読んだ本◆
・書名:地球移動作戦
・著者:山本弘
・定価:1,900円
・出版社:早川書房
・発行日:2009/9/25

◆おすすめ度◆
・ハードSFオタク系度:★★★★
・ハラハラ ドキドキ度:★★★★
・ガジェットいっぱい度:★★★★

◆感想◆
宇宙観測プロジェクトにより発見された謎の天体A2075を調査するため、タキオン推進宇宙船が派遣される。船長等の決死の調査で判明したA2075は、なんと軌道を地球に向けていた・・・

新たに発見された「見えない」放浪惑星が地球に接近する!!
このままでは大惨事を免れない!
どうやってこの危機を人類は乗り越えるのか!
というハードSF。

溢れんばかりの詳細なデータと科学的ロジック、人工意識コンパニオンという意識を持った?AI、タキオンを利用したピアノドライブという推進装置、そんなSF的な小道具満載で、さらに地殻や気候変動、人類滅亡を見据えた新興宗教、あらたなメディア作家などもからめて、地球をまるごと移動しようという作戦が計画される。

清く正しいSF少年必読の書だ。
これをよめばきっとSF好きの大人になるだろう。

それにしても、「地球移動」という目新しくもないテーマを、これだけ面白く読ませる著者の根性が素晴らしい。
やや登場人物などにオタク感が強いが、それはオタクへのエールと受け取っておけば、納得の範囲。

逆に人工意識コンパニオンの「レイザー」とお友達になりたくなるかも。


地球移動作戦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
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子供の頃、地球の南極にドデカい噴射口を建造して、そこからジェットを噴出させて地球を移動させるという映画を見た記憶が。
子供心に「おおっ!」と思った。
グーグルにお伺いすると、それは「妖星ゴラス」ではないかと。



東宝 妖星ゴラス 予告
by dr0scout1


うーん、これっぽいぞ。
予告編を見ると、展開が「地球移動作戦」にも似てる。
子供の時「妖星ゴラス」を見てワクワクして、大人になって「地球移動作戦」を読んでドキドキする。
おれの精神年齢は子供のままか?


◆他サイトの感想◆
古き良き最新 - 書評 - 地球移動作戦
読書記録, et.al


テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

「地球移動作戦」は作者が「妖星ゴラス」にオマージュをささげて書いたんですよ。

  • 2009/10/01(木) 19:59:08 |
  • URL |
  • UHI #-
  • [ 編集]

そうなんですか!

コメントありがとうございます。
”「妖星ゴラス」へのオマージュ” 納得です。
同じ展開でも現代版のハードSFにするのは大変だったでしょうね!

  • 2009/10/01(木) 20:31:48 |
  • URL |
  • だな #-
  • [ 編集]

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