だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

パチプロ・コード/伽古屋圭市

◆読んだ本◆
・書名:パチプロ・コード
・著者:伽古屋圭市
・定価:1,400円
・出版社:宝島社
・発行日:2010/2/19

◆おすすめ度◆
・コメディタッチのミステリー小説度:★★★★
・パチンコ裏業界の犯罪度:★★★★
・巻き込まれ型コンゲーム度:★★★★

◆感想◆
会社を首になりパチプロとして生活している山岸は、パチンコ屋で隣に座った美女からボロい儲け話しを持ちかけられて・・・

題名からしてコミカルな印象のパチンコミステリー(パチンコミステリー!)小説。
これがなかなか面白い。

美女の儲け話しを疑いつつも、細工されたパチンコ台で大もうけする山岸。しかしちょっと調べると濃厚な怪しい気配が。
美女とは縁を切ろうとするが、なんだかんだでドンドン事件に巻き込まれていくという展開。

パチンコ裏業界の住人とその仲間?2人(ぼろ儲け美女と暗めの頬傷男)を脇役に、暗号トリックやパチンコ業界裏話などを混ぜつつ、パチプロ山岸が悪戦苦闘する。

登場人物もうまく描けてるし、美女と山岸のコミカルな駆け引きも愉快だし、裏業界の話しも面白いし、癖のない文章はとても読みやすい。
これで新人?と思わせる達筆ぶりだ。
おまけに著者はパチプロというアウトローぶりも愉快。

どっかのテレビ局が絶対ドラマ化するようなコンゲーム小説だ。

パチプロ・コード
パチプロ・コード伽古屋 圭市

おすすめ平均
starsパチンコにまつわる裏の話というよりも

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一気に読んでしまった本書は「このミステリーがすごい!」大賞の第8回優秀賞受賞作。
ちなみに大賞を受賞した「トギオ」もチラッと読んでみたんだけど、こっちはいまいち面白くない。自分には苦手な「粘膜蜥蜴」とか「独白するユニバーサル横メルカトル」系のヘンテコ小説だ。

優秀賞より大賞の方がエラいんだけど(何たって優秀賞は賞金200万円だけど大賞は1,200まんえん!)、自分には優秀賞のほうが俄然面白いとはこれいかに。

◆関連記事◆
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(書評)パチプロ・コード/新・たこの感想文
【本】パチプロ・コード(伽古屋圭市)/映画細胞~CinemaCell

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

はじめまして。

書評ブログ(サイト)を巡り、一昨日こちらに訪問させていただきました。
「パチプロ・コード」昨日購入しましたが、とても面白かったです。
有益な情報、ありがとうございました。

追伸
僕のブログにリンクを追加させていただいてもよろしいでしょうか?

  • 2010/02/20(土) 22:27:50 |
  • URL |
  • ゆきひろ #gQ4vMuXA
  • [ 編集]

Re: はじめまして。

はじめまして、ゆきひろさん。
コメントありがとうございます。
リンク、どうぞどうぞ。
こちらからもリンクさせていただきます。

ゆきひろさんはエンジニアなんですね。
趣味が合いそうです。

それでは!

  • 2010/02/21(日) 10:12:58 |
  • URL |
  • だな6号 #-
  • [ 編集]

こんにちは

私のオススメ小説は高橋由太さんの『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』です。第8回このミス大賞で最終選考まで残った作品です。受賞はならなかったみたいですが、隠し玉(落選作の中から編集部が小説にしたいと判断された作品に与えられる賞)として発売されています。500円の文庫本です。内容は、オサキというもののけに取り憑かれた、いわゆるオサキモチの主人公ともののけのオサキのコンビが江戸で起きる事件を解決していくというストーリーです。取り憑かれたと言っても仲のいい兄弟みたいな人間と妖怪のコンビですので全く怖くないです。(むしろかわいい)時代モノに不慣れな私でも楽しめました。

  • 2010/05/26(水) 10:14:25 |
  • URL |
  • アパパネ #rttJIDKY
  • [ 編集]

Re: こんにちは

こんにちはアパパネさん。
『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』、面白そうですね。
なんか宮部みゆきの小説みたいですね。(⌒-⌒)

  • 2010/05/28(金) 15:31:44 |
  • URL |
  • だな6号 #-
  • [ 編集]

お久しぶりです(笑)

この『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ 』と共に第8回このミステリーがすごい大賞の隠し玉(最終選考に残り、落選した作品の中から宝島社編集部が小説にしたいと選んだ作品)の七尾与史さんの『死亡フラグが立ちました!』もオススメです。ストーリーは、凄腕の殺し屋、死神から一枚のジョーカーを送られた標的は24時間以内に必ず死亡する。殺害方法は凶器を使わずに行う(バナナの皮等)という完全犯罪ミステリー。その事件を貧乏フリーライターの陣内トオルが追いかけて行く…。というB級サスペンスです。オサキ同様に、最終選考まで残っただけあり、面白くさらりと読めました。受賞出来なかったのが残念な程素晴らしい作品だと思います。

  • 2010/07/10(土) 19:07:32 |
  • URL |
  • アパパネ #-
  • [ 編集]

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