だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

冥談/京極夏彦

◆読んだ本◆
・書名:冥談
・著者:京極夏彦
・定価:1.380円
・出版社:メディアファクトリー
・発行日:2010/3/5

◆おすすめ度◆
・怖い恐い話し度:★★
・形而上的幽霊談度:★★
・身体的恐怖談度:★★

◆感想◆
八つの怪談話し短編集。
メディアファクトリーからは「幽談」という短編集が出版されていて、それとよく似た内容だ。
幽談」はけっこう面白かった記憶があるんだが、本書はいまいち面白くないぞ。
なんでだろう?

あまりにも「怖いぞ怖いぞ」というのが全面に出過ぎでシラケたから?
前振りがくどくて長過ぎて、全部伏線みたいだから?
不条理なままでいい話しを、なんとなく理屈付けしたがってるから?

本の装丁と同じように、ちょっと凝りすぎなのではないかと。
「恐怖」を演出しようとしすぎではないかと。

アルバイトが沢山動員されてる「お化け屋敷」みたい?


「?」多すぎ?

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本より怖い「冥談」のPRビデオ

「本」に対する著者のこだわりは、本書でも遺憾なく発揮されている。
なんたって文字がぜーんぶ紫色なんである。

色付き文字で思い出すのは筒井康隆の「エディプスの恋人」。
黒澤明の「天国と地獄」という映画で使われたパートカラーみたいな演出で、はじめてこれを読んだ時は、けっこうショッキングだったなあ。
「活字というのは物語の内容を伝えるだけじゃないんだ!」膝ポン!みたいな。

◆関連記事◆
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京極夏彦/「冥談」/メディアファクトリー刊/ミステリ読書録
幽談/京極夏彦/サイト内

冥談 (幽BOOKS)

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

ホラーは苦手ですe-350
なので、著者作品は読んだことがないのです。
・・・あ!
「京極堂」?か何かのいくつかと、「嗤う伊右衛門」のDVD化されたのを観ましたが、アレは“ホラー”ってよりも“ミステリー”っぽかったし・・・

色付き文字の本なんて見たことない!
書店でチェックしてみますね!

>アルバイトが沢山動員されてる「お化け屋敷」みたい?
よくわかる例えです(爆)

「怖いモノ見たさ」でPRビデオみましたが、
・・・やっぱり怖いっっっv-12

  • 2010/03/17(水) 16:43:25 |
  • URL |
  • ぽぽ♪ #-
  • [ 編集]

Re: タイトルなし

ぽぽ♪さんこんばんは。
コメントありがとうございます!

京極夏彦の「幽談」は面白かったのに、本書はあんまり面白く読めなかったのは、自分の体調とかも関係あるかもしれませんね。
同じ本でも、二回目に読んだ時は印象が違うこともありますし。

でもなんだか、著者は狙いすぎみないた気が。
「どうだ、怖いだろうっ」みたいな。
映画の「キャリー」のラストシーン(椅子から飛び上がるくらいビックリ!!)みたいに怖がらせようとしているような感じがします。
っていってもホラーが苦手なぽぽ♪さんは「キャリー」も見たくない映画ですよね。

それでは。
また遊びに来てくださいまし。

  • 2010/03/17(水) 20:14:41 |
  • URL |
  • だな6号 #-
  • [ 編集]

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