だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

去年はいい年になるだろう/山本弘

◆読んだ本◆
・書名:去年はいい年になるだろう
・著者:山本弘
・定価:1,700円
・出版社:PHP研究所
・発行日:2010/4/16

◆おすすめ度◆
・歴史改変SF小説度:★★
・未来との遭遇シミュレーション度:★★★
・リアルとフィクションの混交度:★★★

◆感想◆
2001年9月11日。未来から来たガーディアンと名乗るアンドロイドに、地球全域の軍事力が制圧されてしまう。彼らは「人間を守ることが使命」だといい、自然災害、テロ、戦争などから人々を救いはじめるが・・・

歴史改変もののSFだけど、極めてユニーク。
実際に起きた出来事はわんさか出てくるし、著者が実名で登場するし経歴や著作に関するプライベートな情報も織り込んだ日記形式のSFなんである。
かなり実験的だ。

物語は、主人公の山本弘のもとにコンタクトしてきたアンドロイド・カイラという女の子との交流?をメインに、実際にこんなことが起きたら個人の生活はどうないっていくんだ?をテーマに進行。
当然家族の話し(勇気ある展開だ!)や自著についての言及(頑張ってるのね)や小川一水と遭遇(お遊び?)やと学会の話しなど、SFに見せかけた私小説風のノリ。
カイラというアンドロイドも、著者の妄想を具現化したような美少女キャラで、登場人物にそれを「好みを読んでる!」と突っ込ませたりしている。

ハッピーな展開になりそうな出だしの設定だけども、悲観的な描写もあったりして・・・

山本弘マニアと変わったSFが読みたい!という方には超オススメ。へんてこ歴史改変SFを楽しめるし、著者についても分かっちゃうというユニークさだ。


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山本弘のSF秘密基地

おれの所にも、カイラみたいな美少女アンドロイドがこないかなぁ。
高校生よりもうちょっと年上の方がいいなぁ。
と、そっち方面にばかり妄想が膨らむのはなぜ?


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