だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

民王/池井戸潤

◆読んだ本◆
・書名:民王
・著者:池井戸潤
・定価:1,500円
・出版社:ポプラ社
・発行日:2010/5/25

◆おすすめ度◆
・B級コメディ政治小説度:★★★
・笑えてグッとくるおとぼけ政治家度:★★
・単純明快、すかっと爽快度:★★★

◆感想◆
二代続けて任期半ばの政権放棄。現首相から突然の辞意を切り出され、幹事長の武藤泰山はあまりもことにしばし言葉を失った・・・

就任後すぐ投げ出すように辞任する首相。
愛人とのスキャンダルが飛び出す大臣。
漢字が読めない総理。
どっかの国の国政を皮肉った、コメディタッチの政治小説。

すぐさま誰のことを言ってるのか分かるような政治家の風刺にも笑えるが、それを逆手に取った胸が熱くなるような政治家魂にも笑いそうになるくらいな単純明快さ。
それでいて妙に納得させてしまう痛快さがあるのは、それほどにまで今の政治が茶番劇にみえるから?

そんな風刺劇にサスペンスな展開を味付けするのは、新首相となった武藤泰山と息子・翔が入れ替わっちゃうという設定。

原因は何?
どこかの国のテロ?
国政はどなる?

深夜ドラマの原作にうってつけ?な、B級コメディ政治小説。
ちょうど今が旬かな。


民王
民王
おすすめ平均
stars面白かった
starsこれぞ! エンタメ
starsガッカリするから、本格「政治・ミステリー」好きは待て購読
stars単なるギャグ小説かと思って読んでるうちに感涙してた

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政治家の失言をあげつらって国会を空転させるのはいかがなモノかと思うが、政治家の失言集などを見ると結構笑えるんである。
小説より面白いくらいだ。

「約束を守らないことは大したことではない」(政治家の失言、不適切発言)という小泉純一郎元首相の発言など、一種爽快。

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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