だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

プラチナデータ/東野圭吾

◆読んだ本◆
・書名:プラチナデータ
・著者:東野圭吾
・定価:1,600円
・出版社:幻冬舍
・発行日:2010/6/30

◆おすすめ度◆
・ちょい未来ミステリー小説度:★★★★
・本当にありそうなガジェット度:★★★★
・納得の結末度:★★★

◆感想◆
犯行現場に残っていた毛髪の、特殊解析研究所での分析結果は驚くべきものだった。そこには性別や年齢、体重や身体的な特徴はいうに及ばず、犯人の容貌まで画像化。さらに近親者の氏名や住所までもが明らかにされていた・・・

飛ぶ鳥もかってにドタドタ落ちる勢いの東野圭吾の最新作。
相変わらずのうまさに一気読み。

犯罪捜査にDNA捜査システムという新しい手法が適用されはじめた、ほんのちょっと未来な感じの日本が舞台。
犯人の残留物を解析すれば、たちどころにどこの誰だか分かってしまうというDNA捜査システムが稼働を始める。
ところがそんなスーパーな捜査システムなのに、八王子で起きた事件だけは犯人を特定できずにいた。
そんな折り、システムの開発者である天才的数学者が殺害される!

膨大なデータベースから瞬時に犯人を割り出すDNA捜査システム。
特殊解析研究所のいわくありげな解析員。
特定できない犯人。
巷に出回りだした電トリ(電気トリップ)というあやしい機器。

実際もうあってもおかしくないようなガジェットを巧みに使って、読者の興味をドンドン振り回す。
いったいどう決着するのか興味津々なところを、ズバッと納得の結末を用意。

もうミステリー小説なんて書かなくてもいいくらいだろうに、この旺盛な執筆意欲はどこからくるんだろう?

プラチナデータ
プラチナデータ東野 圭吾

おすすめ平均
starsたまにやってしまう
starsお手軽に読める娯楽作

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遠い未来には監視カメラとかで常時犯罪が起きないように見張られるようになって、個人の素行や犯罪傾向なんかもデータベース化されて、あやしい動きなんかすると体内に埋め込まれた犯罪防止システムの端末から「そのような行為は犯罪に繋がります。即時中止して下さい」なんて注意をうけるようになったりして。

社会の窓を開けっ放しで歩いてると、犯罪者と見なされるような世の中になっちゃうかもしれない。
出かける前には、チャックが閉まってるか確認しないと。
そうゆう意味じゃなくても確認はした方がいいけど。

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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