だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

流星の絆/東野圭吾

◆読んだ本◆
・書 名:流星の絆
・著 者:東野圭吾
・出版社:講談社
・定 価:1,700円
・発行日:2008/3/5

◆評価◆
・ミステリー(ちょっと出来過ぎ)度:★★★★
・想定外の展開(やっぱ愛だよね)度:★★★★
・どんでん返し(やや不満)度:★★★★

◆感想◆
功一、泰輔、静奈の幼い兄妹は親の目を盗んで夜中に家を出て、近くのニュータウン建設予定地に行く。ペルセウス座流星群を見るためだ。残念ながら曇り空のため流星群を見ることなく帰ってきた兄妹は、両親が惨殺されているのを発見する…

さすがは売れっ子の著者、読者を引き込む展開や、物語のメリハリ、登場人物たちの描写などなど、出来過ぎなくらい素晴らしい。
読む方は一生懸命になるっちゅうもんだ。
読んで損なしの一冊。
ハヤシライスも無性に食べたくなるし。

しかしちょっと物足りない気も。ガツンとくるものがないような。
クールで賢い功一はワルになりきっていないし、どんな業界の人間にも成り済ませる泰輔も、その天才的演技力の割には凡庸な頭脳だし。
2人とも特徴はあるものの、インパクトのある性格に設定されていないところが、やや不満。
だが2人に共通するのは妹の静奈を思う気持ちだ。

そんな二人の兄を持つ静奈は、美貌を誇る割には一途な女性。
この兄妹の関係が物語の肝。
静奈に感情移入できる女性の読者なら、感動的結末に身震いする?

流星の絆/東野圭吾の表紙
 

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