だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ゴールデンスランバー/伊坂幸太郎

◆読んだ本◆
・書 名:ゴールデンスランバー
・著 者:伊坂幸太郎
・出版社:新潮社
・定 価:1,600円
・発行日:2007/11/30

◆評価◆
・スリルとサスペンスの逃亡劇(映画「逃亡者」みたい)度:★★★★
・モチーフはケネディ暗殺事件(ちょっと喜劇的)度:★★★
・めまぐるしい展開とユニークな登場人物(やや安易な感じ)度:★★★

◆感想◆
野党から初めての首相となった金田。地元仙台でパレードを行っている時、ビルの屋上から降下してきたラジコンヘリが首相の乗るオープンカーに近づき爆発する!

巨大な組織により金田首相暗殺の犯人に仕立て上げられた主人公青柳の、スリルとサスペンスの逃亡劇がはじまるっ!!
身に覚えのない証拠、過去の不可解な出来事、友人達のおかしな言動。
オズワルドがケネディ暗殺の犯人に仕立て上げられたように、青柳は首相暗殺の犯人にされそうになる。
ぎりぎりで官憲の手を逃れながら、どうやってぬれぎぬを晴らそうかと思案する青柳は、まるでドラマ「逃亡者」のようだ。

めまぐるしい展開とアクション、巧みな時間構成、ユニークで男気のある登場人物たちとエンターテイメントしているが、ややつらいシーンも随所にあったり(伏線の数々はあざといし、もうとっくに捕まってもおかしくないのに捕まらないのが変だし)。
そんなつらいシーンもあるが、読み始めたらやめられない勢いはジェットコースター並みだ。

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