だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

はやく名探偵になりたい/東川篤哉

◆読んだ本◆
・書名:はやく名探偵になりたい
・著者:東川篤哉
・定価:1,500円
・出版社:光文社
・発行日:2011/9/20

◆おすすめ度◆
・ユーモアミステリー小説度:★★★
・本格っぽい度:★★
・ミステリーな仕掛けより軽妙洒脱な文章で読ませる度:★★★★

◆感想◆
発行から1年が経つのにいまだに売れてる「謎解きはディナーのあとで」。
ビックリですね。
ここぞとばかりに「放課後はミステリーとともに」を発行し、さらに本書で三匹目のドジョウを狙おうという商魂のたくましさ。
著者が振り回されて、へたらないことを祈るばかりです。

そんな本書は前2作と雰囲気が似ている(当然か)本格っぽいユーモアミステリー連作短編小説。
烏賊川市といういわくありげな町を舞台に、自称名探偵の鵜飼と探偵見習いの戸村のへっぽこコンビが、あれよあれよと難事件を解決する!

巧妙に仕掛けられた密室殺人を解き明かし、時速40キロで走行するのトラックで起きた不可能殺人事件を解明し、無くなった7個のビールケースの行方をつまびらかにしたかと思えば、盗まれた宝石を探し出す。

著者はトリックと同じくらい軽妙な会話やユーモラスな描写に力を注いでいるようで。
自分も元々「密室トリック」とかにあんまり興味がないタチだから、トリックの種明かしに「ははあ、なるほど(膝ポン!)」みたいな感動はあんまり覚えないし。
だから東川篤哉が面白く感じるんだなあ。

謎や事件を解明していくへっぽこ探偵コンビの会話や行動がユーモラスでいい。
「これは使える!」なオヤジギャグめいた描写も楽しいぞ。

ミリオンセラーなプレッシャーにへこたれず、この路線のミステリー小説を書いて欲しいぞな。

はやく名探偵になりたい

東川 篤哉 光文社 2011-09-17
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by ヨメレバ

今年の11月には、そのものズバリな「謎解きはディナーのあとで 2」が出版されるようで。

「七つのビールケースの問題」で、突如探偵が「リアリティなんぞクソ食らえってんだぁぁぁーーッ!」と絶叫するシーンがあったりして。

著者がこわれないよう祈るばかりです。

◆関連記事◆
放課後はミステリーとともに/東川篤哉/サイト内
謎解きはディナーのあとで/東川篤哉/サイト内
謎解きはディナーのあとで 2/アマゾン

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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