だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

四次元温泉日記/宮田珠己

◆読んだ本◆
・書名:四次元温泉日記
・著者:宮田珠己
・定価:1,500円
・出版社:筑摩書房
・発行日:2011/12/5

◆おすすめ度◆
・温泉嫌いの温泉宿めぐり記度:★★★
・風変わりで笑えて含蓄のある温泉格言度:★★★
・迷路な宿の異世界度:★★

◆感想◆
温泉嫌いの著者が、温泉よりも宿の迷路度に深くのめり込む温泉旅行記。

熱いだの汚いだの脱いだり着たり面倒だの、温泉に入る意味を解さない著者は、泉質や効能なんかよりも、いかに行った温泉宿が迷路のようになっているかに眼を向ける。
「温泉選びの参考にはならないが、迷路宿選びの参考にはなる」というスタンスなんである。

とっても変でいいぞ。

ところが、温泉ツウのおじさん仲間とあちこちの温泉をめぐるうちに、「温泉で体を洗うなんて意味がないんです」「源泉かけ流しは、大地の力を浴びる、それと切り結ぶってことです」なんていう含蓄のある温泉格に半ば感化されて しまう。

うーむ、奥が深いぞ温泉。

本書はそんな(どんな?)温泉格言にうなりつつ、温泉宿がいかに迷路のような異世界かという「迷路宿度」をも楽しめるというヘンテコ温泉宿めぐり記なんである。
温泉好きにはすすめられないけれど、エンタメ・ノンフ好きの読者にはおすすめ。

ちょびっとだけ登場する著者の母親(70歳を過ぎているのに月の半分は旅行に行ったりしている!)の破天荒さにもビックリ。
是非母親の話しを読んでみたい。

四次元温泉日記

宮田 珠己 筑摩書房 2011-12-05
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by ヨメレバ

「温泉には何もしないために行くのだ」と喝破する著者。

なるほど!
でも家にいても何もしない自分はどうすれば?

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