だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

中途半端な密室/東川篤哉

◆読んだ本◆
・書名:中途半端な密室
・著者:東川篤哉
・定価:476円
・出版社:光文社文庫
・発行日:2012/2/20

◆おすすめ度◆
・木製丸椅子探偵小説度:★★★★
・ゆるいユーモアと納得の本格度:★★★
・ワンコイン(500円)なら度:★★★

◆感想◆
飛ぶ鳥が焼き鳥になって落ちてくる勢いの東川篤哉。
初期の短編作品を集めて、いきなり文庫でワンコインです。

ワンコインで買えるとはいえ、ユーモアと本格度はなかなかのもの。
きっちり解決しています。

なかでも印象深かったのは「竹と死体と」
地上十七メートルの首吊り死体の謎」といったお題で推理が展開するのだが、ここに引用される「竹づくし文化考」によると、

タケノコとなって地上に頭を上げてからぐんぐん成長して、わずか三ヶ月前後で一生のからだをつくりあげてしまう。
伸び盛りには1日に1メートル以上伸びる。私の測った竹のうち、一二一センチが最高である。

ひぇ~、聞きしに勝る成長ぶり。
1日121cmということは、1時間に5cm!
ぐんぐん伸びるのが目視できそう。

と、本題とは関係ないところで驚愕するミステリー短編小説だけど、本題のミステリーな仕掛けでも驚愕できるのでご心配なく。

中途半端な密室 (光文社文庫)

東川 篤哉 光文社 2012-02-14
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by ヨメレバ

竹づくし文化考」は実際に販売されているリアルな書籍。
「笑の字のエピソードから竹のことわざまで、日本人の暮らしと竹のすべてをさまざまな角度から考える」という文化的な書籍。
「もっと竹について知りたい!」という方は是非。
ちなみに私は「1日に1メートル以上伸びる」ということだけで、竹関係の知識は十分満足です。

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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