だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

MM9/山本弘

◆読んだ本◆
・書 名:MM9
・著 者:山本弘
・出版社:東京創元社
・定 価:1,600円
・発行日:2007/11/30

◆評価◆
・怪獣SF度:★★★
・多重人間原理と神話度:★★★
・ウルトラマンのリアル版度:★★★

◆感想◆
MM(モンスター・マグニチュード)9!
これまで確認された最大の怪獣はMM8.9。MM9クラスの怪獣は伝説の存在だった。気象庁特異生物対策部が発令した怪獣注意報は…

ウルトラマンに出てくるような怪獣が主人公という、トンデモSF。しかしながら、きちんとハードにSFしているところがすばらしい!

ウルトラマンの科学特捜隊ならぬ気象庁特異生物対策部(気特対)の面々が、現実の物理法則を超えた現象として現れる怪獣を相手に戦いを挑み、国民の安全を守ろうと活躍する。
なんだかウルトラマンそのまんま、といった展開だが、これも作者の巧みな構成の一つ。やるなぁ。

怪獣と戦うシーンや登場人物の行動はややアニメ風だが、多重人間原理や神話を織り込んだ怪獣の存在メカニズムを解き明かすくだりは、著者ならではのSF的ロジックを披露。
なかなかいいぞ! 
納得はしにくいけど。

MM9/山本弘の表紙
 

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