だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

眩談/京極夏彦

◆読んだ本◆
・書名:眩談
・著者:京極夏彦
・定価:1,500円
・出版社:メディアファクトリー
・発行日:2012/11/30

◆おすすめ度◆
・不思議で怖くて怪異な物語度:★★★
・「世にも奇妙な物語」の原作になる度:★★★★
・不条理なのに納得度:★★★

◆感想◆
「幽談」「冥談」に続く「 」談シリーズ第三弾。

不思議で怖くて怪異な物語の短編集だけれども、なんだか著者の意図がはっきりしててまんまり怖くない感じ。
出来事や展開は、それはそれは不条理感満載なんだけれど、ラストは感情的には不条理感なしで真っ当な落ち。
出来事は不条理だけど、内容はストレート。

作風がかわったのか、読む方がかわったのか。
それとも「幽談」や「冥談」も同じテイストの小説だったのか。
読んでるうちに今も昔もごっちゃになって、現実と虚構がないまぜになり、何が何やらわからなくなってくるのは本書に眩まされているのかも。

ここにおさめられている前短編を「世にも奇妙な物語」の原作にするっていうのもいいかも、なんて思ったり。
でもこの浮世離れした雰囲気をテレビドラマでかもし出すのは大変か。

相変わらず本の作りは凝っていて、題名をそんなはじっこに書かなくてもいいんじゃないの?みたいな。
文字が色付きだし、紙には薄く模様があるし、書体も「と」が「ご」に見えるし。
ことごとくが興味を惹く。
深い意図はわからないけど。

◆関連記事◆
幽談/京極夏彦/サイト内
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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