だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ペテロの葬列/宮部みゆき

◆読んだ本◆
・書名:ペテロの葬列
・著者:宮部みゆき
・定価:1,800円
・出版社:集英社
・発行日:2013/12/25

◆おすすめ度◆
・社会派ミステリー小説度:★★★★
・善と悪の境界度:★★★
・主人公の境遇に同情度:★★★★

◆感想◆
『誰か―Somebody』『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ、待望の第3弾、ということで、過去の2作を思い出せないまま読み始めるが、そんなことは問題なく物語に引き込まれる。

いきなりのバスジャック事件。犯人の人物像がちょっと変わった性格で、「この人物は一体何者!?」という興味が物語の吸引力に。

次第にそれがこの小説の本流だということに気づいていくが、さりげなく描かれる傍流のストーリーこそが著者の本当に書きたかったことではないかと。
ひょっとして著者のハートにグサッとくるリアルな出来事があったのでは?と勘ぐりたくなるようなラストだし。

それにしても見るに耐えない主人公の境遇。
人や家族のことを考えて、不自由な境遇の中色々と頑張っているのにこの仕打ち。
探偵になっちゃったほうがいいかもしれません。

人を思い通りにさせるような会話テク、マスターしたいもんです。

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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