だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

僕の光輝く世界/山本弘

◆読んだ本◆
・書名:僕の光輝く世界
・著者:山本弘
・定価:1,500円
・出版社:講談社
・発行日:2014/4/8

◆おすすめ度◆
・少年向けミステリー小説度:★★
・アントン症候群にも俄然興味がわく度:★★★
・ちょっとメタっぽい度:★★★

◆感想◆
いじめが原因で脳に重大な障害を負った少年・光輝。目が見えないのに、視覚があるように感じるというアントン症候群となってしまったのだ。そんな彼が見えない世界を観ることで、身の回りに起きた事件を解き明かしていく…

ちょっとオタクで明るい光輝と、美少女キャラだと思ったらひねくれ女子だった夕の二人が主役。
アントン症候群というとっても不思議な症状を呈する障害をベースに、それを逆手にとって事件を解決するというミステリー小説だ。

障害があるとはいえ、またひねくれてるとはいえ、主役たちの明るさや爽やかさが横溢している展開。
ちょっとメタっぽい現実の厳しさを織り込んだような描写や、「と学会」なネタもあったりする、ユニークな少年向けのミステリー小説になっている。

そんな小説の面白さもさることながら、俄然興味がわくのが「アントン症候群」。
失明しているのに患者がまるで見えているかのように振る舞うので、盲目になっているにの気付くのに数日かかった、なんていうにわかには信じがたいこの障害。
人間て不思議だ。

自分が未来の宇宙のヒーローだと思いこんでいるカーク・アレン(仮名)という物理学者のエピソードもびっくり。
その思い込みの世界を真実だと信じ、架空世界の地図や歴史や体験したことなどを膨大な手記として残していたという。
人間て不思議だ。

詳細は宇宙を駆ける男―精神分析医のドキュメント (絶版です)

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「僕の光輝く世界」、これを読みたかったんだ!/怪しい日記・新型
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

二話に出てくるおせっかいな女性について興味があれば「詩羽のいる街」をどうぞ。これも面白いですよ。

  • 2014/04/25(金) 21:26:44 |
  • URL |
  • マユクラ #3/VKSDZ2
  • [ 編集]

はじめまして。

私は「読書ログ」という読んだ本の管理やレビューを書くサイトの運営をしています。

ブログを拝見したのですが、ぜひ読書ログでもレビューを書いて頂けないかと思い、コメント致しました。

トップページ
http://www.dokusho-log.com/

こちらでメンバーたちのやり取りの雰囲気がご覧になれます。
http://www.dokusho-log.com/rc/

また、本を本棚に入れていくだけでグラフが作れます。
http://www.dokusho-log.com/profile/dokusholog/

読書が好きな人同士、本の話題で盛り上がっています。
もしよろしければ遊びにきて頂ければと思います。

よろしくお願い致します。

  • 2014/05/22(木) 08:37:47 |
  • URL |
  • 読書ログ #iE545MNQ
  • [ 編集]

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