だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

転生/篠田節子

◆読んだ本◆
・書 名:転生
・著 者:篠田節子
・出版社:講談社ノベルス
・定 価:880円
・発行日:2007/10/4

◆評価◆
・甦った高僧:パンチェンラマ、ロードノベル度:★★
・甦った高僧:ハチャメチャSF度:★★
・甦った高僧:食い気と色気/高尚な思想度:★★★

◆感想◆
チベットのタシルンボ寺院に鎮座するパンチェンラマ十世のミイラ。人々が崇めるそのミイラが、突如甦る…

この著者は、時々訳の分からない小説を発表する。「ゴサインタン」とか「コンタクト・ゾーン」とか。
本書は「斉藤家の核弾頭」系の小説かと思うが、ちょっと飛び抜けてる。

なんたってミイラが甦る、それも防腐処理などされた上に金箔は貼られ、顔が描かれた姿そのままで。おまけに、バター茶をすすり、糞をすると言うのだからたまげる。
そんじょそこらのSFを超えた設定だ!
もとは高僧だというのに、モモという餃子に目がなく、すきあれば女の乳を揉み尻に触るという生臭ぶり。
イカシてるぜ。

そんな黄金のミイラことパンチェンラマ十世と、彼を助けよう?とする人たちの壮大??な旅が始まる。
いったい彼等は何を成し遂げようとするのか。
まったく予断を許さない展開だが、あんまりそれも気にならないという、駄作なんだか傑作なんだか、良く分からない小説だ。

自分は、33ページの「やだ」という台詞に大笑いし、本書をお笑い小説として楽しんだげど。

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