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2022/01/18

愚かな薔薇/恩田陸 ファンタジー小説の感想

◆読んだ本◆
・書名:愚かな薔薇
・著者:恩田陸
・初版出版社:徳間書店
・初版発行日:2021/12/23


◆おすすめ度◆
・ニューウェイブ吸血鬼小説度:★★★★
・ホラー&伝奇&SF&ファンタジー小説度:★★★
・通過儀礼がエロチック度:★★★★★


◆感想◆
生まれ故郷の磐座を久しぶりに訪れた奈智。彼女はここで開催される「キャンプ」に参加するのだが…

ニューウェイブな吸血鬼小説。ただそれだけじゃ終わらないのが恩田陸ならではです。
少女が大人になる通過儀礼と、吸血という行為をかけた描写はとてもエロチック。
むかし見た映画『ニア・ダーク/月夜の出来事』をちょっと思い出しました。
さらに少年少女たちが「キャンプ」中に変質していくという体質の変化も、吸血鬼にかけるという重複した仕掛け。
ホラータッチで伝奇小説っぽく、少年少女たちの青春も描写するという著者らしい世界が。
ラストはちょっと駆け足気味ですが、物語は予想外に広がって、壮大なSF&ファンタジー小説に。


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