だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 最近は新旧歴史時代小説やエンターテイメント、ライトノベルにも手を伸ばして節操のない状態に。趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

走ろうぜ、マージ/馳星周

◆読んだ本◆
・書 名:走ろうぜ、マージ
・著 者:馳星周
・出版社:角川書店
・定 価:1,500円
・発行日:2006/5/31

◆評価◆
・愛犬闘病記度:★★★
・読む前から泣きそう度:★★★
・愛/依存する関係度:★★

◆感想◆
癌に冒された愛犬マージと著者の、壮絶ともいえる闘病記。
著者のホームページにアップされていた「軽井沢日記」を加筆修正したもの。

1ページ目を読んだだけで、愛犬家ならば慟哭を抑えられないんじゃないかと 思えるような、愛と悲しみに満ちた内容。
愛するものを失うっていうのは、それがペットにせよ物にせよ人にせよ、精神 の糧を喪失するってことで、自分の一部が無くなってしまうのに等しい。

愛犬家は心して読まないと、奈落に落ち込むような読後感を味わうかも。

愛犬マージに対する著者の姿は、溺愛といっていいほどの可愛がりよう。
ペットをこよなく愛する人には大いに共感できる所だが、そうでない人にはうっ とうしく見えるかも知れない。
小説であればその感情を昇華させるところを、そのままのむき出しの姿で文章 にしているところに、著者の確信犯的な姿勢が伺える。

馳星周公式サイト「Sleepless City

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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